鯉の話じゃないよ。
皆さんお元気ですね。
今私の周りに風邪をひいている人はいないのですが、今、風邪をひいている方、コロナと風邪をどう区別しているのでしょう?
ふと、疑問に思ってしまいました。
周りの対応などはどうしてるのでしょうか? 例えば社内で。
こういうのってニュ-スでは取り上げてくれませんよね。
以前のブログの中で不満や報われないことがあっても一生懸命やっている者に明日が来る等と言う様な事を書いた記憶があるのですが。
その後に、それって日本における広い意味での生活環境だと思い出しました。
それと言うのも私は海外で生活する機会が多くあり以前、オランダに三年、年間9か月間ほど住んでいました。
勿論、私は責任ある立場でしたので昼夜を問わず仕事に打ち込んでいたのですが、私の周りの人はマイぺ-スで出来るだけはやるというスタンスで仕事をこなしておりました。
会社の慣例で金曜日は必ず昼で仕事を切り上げ社員、社員の家族、子供も含め地元のバ-で日の高いうちからビ-ルを飲みまくるのです。
大体、男グル-プ、奥さんグル-プに分かれ、子供達はビリヤ-ド、ダ-ツ、サッカ-等をして遊んでいます。
仕事の話は一切せず、ほろ酔いで熱く語り合うのですが、よく出る話題はサマ-ホリデイの話でした。
ヨ-ロッパは大体交代で夏休みを一か月ぐらい取る習慣があります。
皆はその期間をどう過ごすかの話で盛り上がりまくります。
ここまで書いて私が何を言いたいかと言うと働き方の違い、仕事に対しての捉え方の違いです、又は自分と会社の関係性です。
私の周りにいた人達は当然なのですが長期休暇を自分の権利として獲ります。
プロジェクトリ-ダ-だったとしても。
俺が、私がやらねばという切迫した思いが希薄の様に感じました。
極端に言えばその長期休暇を贅沢に楽しむ為に働いていると言う人も多くいます。
何かにつけ税金の高い国です。
会社経営者が口を揃えて言うのが、まともに申告して税金を払えば生き残れる会社は一つもないと。
税金が高い分、社会保障制度は充実しています。
会社が社員一人に掛ける年間の経費は給料を除いても日本とは比べ物にならない額です。社員一人の会社も1000人の会社も同様です。
クビにするのも容易ではありません。
普通に働けるのに身体障害者認定を受け国から十分な生活費を受けている人の多い事。
若い世代で生活保護を受けている人の多い事。
私の友人が言っていました。
俺達の国は一生懸命働けば働くほど、稼ぎの割合が悪くなる。
働かずに、働けるのに国からお金をもらって生活している人は日本とは違って堂々としています。 悪びれた様子は一切ありません。
当然の権利を行使していると思っているのでしょう。
貧相な生活もしていません。
一戸建ての庭付きの家に住み錦鯉を庭池で楽しんでいる。 普通です。
親が公務員で、息子が生活保護を受給している。 普通です。
自分と会社との繋がり、自分と仕事との関係性。
ズバリ、人生を楽しむ為に手段は関係なくお金を稼ぐ。これが根本だと思います。
日本で常識とされているのは、まず頑張って働いて時間とお金に余裕があれば何かを楽しむ。 お金もあり時間も作れるのに何をして楽しめば良いのかが分らないというのが、現代においても、それが日本人ではないでしょうか?
私は人目を気にしません、どう人から思われようと構いません、孤立する事を恐れません。 しかし、こういう私でさえ責任ある立場に置かれては色んなものを犠牲にしても応えようとする。それが日本人のDNAに刷り込まれたものではないでしょうか?
定かではありませんが、昔、日本のカレンダ-は月曜から始まり最後が日曜日だったそうです。 働いてから休むという考え方。
今のカレンダ-は欧米の影響からか日曜日から始まります。 楽しんでから働く。
色々な国に行き来し、生活もした経験から日本は本当に良い国だと実感できます。
今、おじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれている方たちの世代の頑張りが戦後の日本をここまでにしてくれた事に感謝しています。
ただ、根源に農耕民族の刷り込みがあったとしても、もう少しだけ個の時間の使い方に寛容になれば日本と言う国はもっと成熟して行くのにと思うのです。
結果を出すことが使命の様な立場でも自身のパホ-マンスを維持、発揮する為に堂々と休める環境を作って行く働き方も大切だと感じた1日でした。
では、また。