二歳立ては順調だけど。。。
皆さんお元気ですね。
6月末に給餌機を設置したのですが、餌はまだほんの少ししかやっておりません。
野池の地力だけでも鯉は大きくなります。
現在、新潟はまだ梅雨の為、本格的に餌を与える事をしておりません。
池の中に入ると水面と水面下ではかなりの水温差があり、今あせると鯉が消化不良を起こしたりと面倒なことになります。
この池はお客様の預かり鯉が入っているので特に慎重に飼育しております。
餌は少しですが目に見えて大きくなって来ております。
野池の力ってすごいなぁといつも思います。 ハウス飼育ではこうは行きません。
この給餌機は日に9回給餌する事が出来ます。
皆さん鯉に餌を与える時にお腹いっぱい食べさせようとするでしょ?
無駄です。
鯉には胃が無いので腸でしか消化吸収しません。 胃のある動物に比べて消化吸収と言う事に関してはとても効率の悪い生き物です。
一度にたくさん食べさせても、栄養価の高いウンチを沢山するだけです。
可能であれば一度に少量ずつ回数を与える方が鯉は伸びが良いです。
鯉の生産者も稚魚作りに野池で給餌機を使用するようになってから秋の当才のサイズがグンと大きくなりました。
餌を与える量も手で与えていた時の事を考えると約半分ぐらいになりました。
それでも大きくなるのですから、餌の与え方ひとつで鯉の成長も随分と変わるものです。
成長に関してはそうですが、太くしたい方は餌の種類を変えれば解決です。
以前にも書きましたが、鯉は9月に爆発します。
それに向けて今は準備です。 基本を作る作業に徹しましょう。
くれぐれも夏の高水温の時に餌を与え過ぎない事。 9月の餌食いが落ちてしまいます。
これは、野池飼育だけの事ではありません。
庭池飼育の方、水槽飼育の方も同じです。
チョット先の長い話ですが、今年の秋揚げの二歳販売は期待して下さい。
ハウス立てしている鯉も沢山いますので、夏販売の品質も落とさない様にしているつもりです。
少量ずつですが良い小さめの鯉も販売して行きますので、チェック宜しくお願い致します。
では、また。