錦鯉飼育ちょっとしたコツ その3
皆さんお元気ですね。
私は昨日より疲れております。
今日は錦鯉を飼うなら揃えておきたい三種の神器。
薬のお話です。
越冬明けの水温が18度以上保てるようになってから1回。
晩秋の水温が20度を切るようになってから1回。
水1トンに対して1グラムで撒きっぱなし。
紫外線の弱い曇りか夕方に池に撒く。
鯉の調子に関わらず、定期薬浴。
2、エラ病、白点病、体表が白くなる等の細菌性の病気の対処にホルマリン。
過マンガン酸カリを使う場合もありますが一般では手に入りにくいです。
安全な使用法:
水温18度~25度以下 20cc/t 撒きっぱなし。
3、体表保護、擦れた後など軽いトリ-トメントにエルバ-ジュ。
飼育水に色が付く程度の使用から、水量1tに対して5g。撒きっぱなし。
上記三種類の薬は最低でも揃えておきたいところです。
お近くに鯉屋さん、熱帯魚屋さんがあれば入手方法を尋ねてみて下さい。
屋外飼育で意外と怖いのが春先の水温が上がってきた時の白点病です。
気付くのが遅れ白点虫がエラにまで入ってしまうと致死率が上がります。
特に井戸水を冬場に常に注水している方はご注意下さい。
井戸水は冬でも水温があるからと言って注水されるのは良くないです。
生産者でも冬場ハウスで多年魚を井戸水を注水しながら越冬させた生け簀に限って春先に白点病が出ます。
自然に任せ、冬場は注水を止め完全に冬眠状態にして下さい。
寒さを少しでも和らげてやろうとする心遣いはいりません。
餌も止め、鯉の代謝も落ちている池は注水をしなくても水は汚れません。
冬場に下手に12度位の水温があると鯉の代謝は落ちているのに寄生虫、細菌などは活動を止めないという事がよくあります。
鯉自体の抵抗力が無い時期に細菌などが活動を止めないと鯉が悪い菌にやられてしまいます。
越冬前のイカリ虫の駆除が不十分な場合は、穴あき病を引き起こす事もあります。
屋外飼育の場合、四季に沿った飼育が望ましいのです。
後は春の水温が上がってきた時の給餌始めのタイミングさえ間違わなければ年間を通してうまく飼育できるはずです。
地球も年々温暖化が進み天候も不安定になって来ています。
しかし、暖かいからといって何かしてやろうとは思わない事です。
年間の飼育サイクルを決め、それに沿って行動しましょう。
それが鯉を病気にかけないコツです。
今日も更新が遅くなりました。
では、おやすみなさい。