松田養鯉場のブログ

当養鯉場の日々の出来事をお伝えできたらと思います。

水槽飼育も良いもんだ。

皆さんお元気ですか?

少し前になりますが、お客様の要望で水槽飼育をしているので横から見て綺麗な黄写りを紹介してほしいと言うご依頼がありました。

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上記の写真は同一鯉です。

上から見た鯉の写真が変に写っていますが、数本紹介する鯉を選別している時、横から見て良いと思う鯉は上から見ても良い鯉なんだと今さらながらに気付きました。

この場合の良いという意味は質がしっかりしていると言う事です。

面白い事に鯉を水槽に入れて横から写真を撮っていると、鯉と目がよく合います。

鯉もこちらを見て何か言いたそうなのが伝わって来ます。

 

あぁ~、鯉を水槽飼育している人って同じように感じているんだろうなぁと、鯉って意外と表情が出るんだなぁ、すごく新鮮で面白みを感じました。

大きな池で蓄養している鯉の表情もいつも気にして観察していますが、水槽飼育程こまやかに観察する事は出来ません。

水槽飼育されているお客様の気持ちが少し分かった気持ちになりました。

良い機会を与えてくれて有難う。

あッ、この写真の鯉、お好きな方がいれば販売しますよ。当才です。

 

この鯉は撮影済みの水槽で蓄養していたのですが、その中に永く売れずに残っている鯉を発見しました。 下写真の鯉です。

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綺麗になりデカく太っています。 当才です。

販売中なので興味のある方は、探し出して購入して下さい。 安いよぉ~。

では、また。

検証用水槽

都市部で暮らされている方、大変ご不自由されている事と思います。

我々も他人事と思わず緊張感をもって行動しております。

 

錦鯉業界も輸出に頼っている現状ですが、弊社も海外出荷の決まっていた鯉がストップしており且つ、いつ出せるかの目途も立たない状況です。

航空貨物運賃は天井知らずに跳ね上がっており、今まで1キロ750円ぐらいだった運賃が4千円以上にまでになってしまいました。。。。

 

暗い話は蹴とばして、しばし現実逃避。

昨日の続きですが、今朝早速、バクテリア投入しました。

下記参照。

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右写真でお分かりの様に、2t水槽でたんぱく質が原因と思われる泡がいっぱい浮いています。

白写りの当才を蓄養していますが、鯉は元気なのですが怯えており、姿を見せません。

エラ病や寄生虫も付いていない事は確認済です。

当歳ハウスから販売用水槽に移して5日ほどが経ちます。

200匹ほど入っているので通常なら環境に慣れても良い頃なのですが。。。。

試験には良いと思い、まずは水質改善で鯉のストレスを取り除くという試みです。

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まず、水量は現状ろ過槽を含め2トン弱なので2アンプル投入します。

付属のゴム製の筒をアンプルの上に被せ折ります。

少し面倒なのが折ったアンプルの口が細すぎてアンプルの中に空気が入り込みにくいので片側だけ折って逆さにしても中の液が簡単に出ません。

このアンプルは上下折れるようになっているので両方折らなければならないです。

 

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飼育槽に1つ、濾過槽に1つ入れてみました。

私はもったいないので、アンプルを飼育槽の中ですすぎました。

 

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飼育槽壁面の苔はこんな状態です。 分かりずらいですね。

さてさて、変化は見えるのかぁ~。。。。

変化があっても無くてもお知らせします。

明日、もう少し環境の違う試験槽を増やしてみようと思っています。

検証します

皆さんお変わりありませんか?

こちらは皆、元気でやっております。

現在、弊社では飼育器材の見直しをしている最中で、そんな折、気になる商品を発見しました。

下記の商品です。

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生きた硝化、反硝化バクテリアだそうです。

この手の商品は何年も前から色々と出回っていますが、本物だったためしがありません。

この商品を私に紹介してくれた人も同意見だったのですが、これは本物だと思うと言う事でした。 ならばと、私自身が検証してみようとなった訳です。

水1tに対して1アンプルです。

もし実際に有効性があればコストもバカ安です。

新しく水槽を設置した際、薬浴後の水質改善や苔の多く生え易い環境での水質改善等々、

多岐に渡って使用できます。

短期間で効果が表れる様なので、これも楽しみです。

随時、ブログで経過報告しますのでお楽しみに!!

 

しかし、フランス製。 容器がおしゃれで見せ方が上手ですね。

バクテリアのお話しは長くなるので、おいおい説明できればと思います。

興味あります?

本日は快晴なり

今日は山の野池を回って来ました。

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比べる物が無い為、池の大きさが分かりずらいですが3面とも2反(600坪)以上ある野池です。 山古志の山奥にこれだけ大きい池を数持っている養鯉場も珍しいのですよ。

 

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至る所から湧水が湧いています。 今年は雪が少なかった為、夏場に枯れるのではないかと

今から心配しています。

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湧水などを入れられる山の池は冬場でも山の野池で鯉を越冬させます。

当然、水面は雪で覆われてしまいますが鯉は水中で越冬しています。

見難いですが、野池で越冬した鯉達です。 揚げると綺麗ですよ。

これらは若いオス親の一部です。

 

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上写真、池の底栓。 下写真、同池、2歳立てのメイン池でこれも2反以上あります。

4月下旬に立て鯉祭りを企画しております。

当歳の立て鯉を格安にて野池預かり代込みで販売するという企画です。

下写真の大きな野池で育てます。

 

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来場出来ないお客様へ

今回は近県でなく、ご来場できないお客様へ弊社の当歳魚のストック状況を

ご紹介します。

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上2枚の写真は当歳ハウスの全景です。

このハウスにおよそ全当歳の6割ぐらいを蓄養しています。

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弊社も卸、輸出をやっておりますので、ストックも少なくなって来ましたが、それでもこの

ハウスだけでも2万尾近くは在庫しております。

この中より皆様にご紹介している鯉を選んでいるのです。

 

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写真撮影をした鯉達は、この様な2t水槽や800ℓ水槽などで大切に出荷まで蓄養しております。

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お客様の鯉、いますか?

売れ残っている鯉達も、キッチリと給餌していますので撮影当時より良くなっている鯉も

たくさんいます。

出荷の際、品質が落ちた鯉や、あまりにも激変した鯉がいれば事前にご連絡しております。

 

4月です。

もうじき、当才の全数を選別しなければなりません。

良い鯉も続々と出品しますので、ご期待下さい。

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 こんなの見付けました。

当歳 昭和 20cm弱です。

2週間前ぐらいに生簀を見ている際に、ふと目に飛び込んできました。

真っ黒けだった鯉の墨が抜けて模様が見えて来たのでしょう。

これだから昭和はやめられません。

因みに、ご希望の方、売りますよ。 良い鯉を見せびらかせたい訳ではありませんので。

まずメスです。 尾止め切れてます。